うちのサイト、最近マイクロプラスチックとかPFASとか、ちょっと難しいけど、これからの地球にとってすごく大切なテーマをどんどん発信していますよね。僕も記事を読みながら、「へぇ、僕たちの水処理技術って、こんな社会問題の解決にも繋がってるんだ！」って、毎回すごく勉強させてもらってます。単に水をきれいにするだけじゃなくて、その先にある未来の環境まで見据えている。そんな会社の姿勢を、中で働きながら感じられるのは、なんだかちょっと誇らしい気分です。今回は、そんな大きなテーマから少しだけ視点を変えて、もっと僕たちの身近なところ、「毎日の暮らしの中で、水環境のためにできることって何だろう？」ってことを、僕なりに考えてみたので、少しだけお付き合いください！

僕、最近ちょっとだけ自炊にハマってるんですけど、料理の後片付けで一番やっかいなのって、やっぱり油汚れじゃないですか？カレーを作った後のお鍋とか、揚げ物をした後のフライパンとか…。ついつい「えいやっ！」て、そのままキッチンのシンクに流しちゃいたくなる気持ち、すごくよく分かります。でも、ちょっと待ってほしいんです。僕も最近知って衝撃を受けたんですけど、例えば天ぷら油500ml（カップ2.5杯分）を魚が住めるくらいきれいな水に戻すには、なんとお風呂の浴槽（約300L）で約650杯分もの水が必要になるんだとか（出典：東京都環境局）。これって、とんでもない量ですよね。僕たちが何気なく流している油が、見えないところで環境に大きな負荷をかけている。この事実を知った時、正直かなりショックでした。それ以来、僕は使い終わった油をキッチンペーパーでしっかり拭き取ってから洗うようにしています。一手間かかるけど、この小さな習慣が、巡り巡って未来の水を守ることに繋がるのかなって。

もちろん、僕たちが家庭でどれだけ気をつけても、生活排水から汚れをゼロにすることはできません。味噌汁の残りや、食器に残ったわずかな食べかす、洗剤など、どうしても流れていってしまうものはあります。そこで、いよいよ僕たちの会社の技術の出番なんだなって思うんです。サイトでも紹介されている「凝集分離」っていう技術、あれって本当にすごいんですよ。水の中に溶けていたり、漂っていたりする目に見えないくらい小さな汚れの粒子を、特殊な薬品を使ってくっつけ合わせて、大きく重い塊（フロックって言います）にしてから取り除く。言葉にすると簡単ですけど、家庭から出た多種多様な汚れが混じった水を、この技術で効率よくきれいにしていく。まさに縁の下の力持ちですよね。僕たちの家での小さな工夫と、プロフェッショナルが支える大きな技術。この両輪がうまく回ってこそ、僕たちの水環境は守られていくんだなあって、改めて実感しています。

僕たちの仕事は、蛇口をひねれば当たり前にきれいな水が出てくる、その「当たり前」を支える仕事です。でも、その裏側には、環境問題と向き合う真摯な姿勢と、それを解決するための地道な技術開発がある。その一端に自分が関われていると思うと、日々の仕事にもより一層熱が入ります。大きな環境問題を語ることも大切だけど、まずはフライパンの油を拭き取る、そんな一歩から始めてみる。その積み重ねの先に、僕たちの技術が最後の砦として待っている。そう考えると、なんだかワクワクしませんか？これからも、この場所で学びながら感じたことを、僕なりの言葉で皆さんとシェアしていけたら嬉しいです。