僕たちのサイトが目指している「先進的な水処理技術で、地球の水を守る」という方向性、本当に大切なことだなって日々感じていま

僕たちのサイトが目指している「先進的な水処理技術で、地球の水を守る」という方向性、本当に大切なことだなって日々感じていま

はじめに

僕たちのサイトが目指している「先進的な水処理技術で、地球の水を守る」という方向性、本当に大切なことだなって日々感じています。特に、ただ水をきれいにするだけじゃなく、その活動がSDGs、つまり持続可能な未来にどう繋がっていくのかを真剣に考えている姿勢に、僕自身すごく共感しているんです。でも、正直なところ「水処理技術」って聞くと、なんだかすごく専門的で、自分たちの生活とはちょっと遠い世界の話に聞こえちゃいますよね。でも実は、その中には自然の仕組みからヒントを得た、すごく面白くて身近な考え方がたくさん隠れているんです。今回は、サイトでも紹介されている技術のなかでも、僕が個人的に「これはすごい!」と思っている「微生物の力を借りた排水処理」の魅力について、少し掘り下げて話してみたいと思います。

「微生物が水をきれいにする」って、まるで魔法みたいに聞こえません?僕も最初はそうでした。でもこれ、自然界の川や湖ではごく当たり前に行われている「自浄作用」そのものなんですよね。僕たちの会社がやっているのは、この自然の力を、もっとコンパクトな場所で、もっと効率的に再現する技術なんです。工場から出るような、ちょっと特殊で扱いにくい排水でも、その汚れを「ごはん」として喜んで分解してくれる頼もしい微生物たちがいます。彼らにとって最高の環境、つまり快適な住まいと十分な酸素を用意してあげることで、その能力を最大限に引き出してあげる。化学薬品の使用をぐっと減らせるから、環境への負荷が少ないのが何よりのメリットです。微生物たちが働きやすい環境をどうやって設計するか、という部分にエンジニアたちの知恵と工夫が詰まっていて、その話を聞くたびに、まるで生き物たちと対話しながら仕事をしているみたいで、本当に面白い世界だなと感心させられます。

本論

この「微生物の力を借りる」という考え方、実は僕たちのすごく身近なところでも応用されているんですよ。例えば、熱帯魚を飼育する時に使う水槽のろ過フィルター。あれこそ、まさに小さな水処理施設なんです。フィルターの中にある「ろ材」に、汚れを分解してくれるバクテリア(微生物)をたくさん住み着かせることで、魚のフンなどから発生する有害なアンモニアを、毒性の低い物質に分解してもらっています。これが「生物ろ過」と呼ばれる仕組みです。ちょっと調べてみたら、環境省のサイトにも、下水処理における微生物の働きが分かりやすく解説されていました。下の図は、一般的な下水処理(活性汚泥法)の流れですが、まさに主役は微生物たちなんです。

![活性汚泥法の仕組み(イメージ)](https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/img/content/001337298.gif)

まとめ

出典: 国土交通省「下水道のしくみ」

(https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/crd_sewerage_00_00_0007.html)

こうして、家庭から出た排水も、微生物たちの働きによって、川や海に返すことができるレベルまできれいにされているんですね。専門的な技術も、元をたどれば自然の摂理の応用なんだなと実感すると、なんだか技術がもっと身近に感じられてきませんか。

僕たちの仕事は、こうした自然の力を、もっと大きなスケールで、もっと高度に応用していくこと。自然の仕組みをリスペクトしながら、人間が出してしまった環境への負荷を、また自然の力を借りてゼロに近づけていく。これって、すごく未来のある仕事だなって、心から思うんです。単に排水基準をクリアするだけじゃなくて、その先の生態系にまで配慮した技術を追求していく姿勢こそが、これからの社会に求められるスタンダードになっていくはず。僕もこのチームの一員として、日々新しい技術を学びながら、その根底に流れる「自然と共に歩む」という大切な思想を、もっと多くの人に自分自身の言葉で伝えていけるようになりたいな、なんてことを考えています。